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主と狼の……

5-32 力を得たその先に……その3 マットとカーシーはエドガーの執務室にいた。「マット、お腹一杯で、動けないなんて事は無いかな?」 エドガーに揶揄われるような表情で聞かれた。「大丈夫です。何でも頑張れますよ」 エドガーはマットの返事を聞くと、ドアの方に声を掛けた。「グスター、入って良いよ」 ゆっくりと執務室のドアが開き、グスターの他にもう一人狼が入って来た。「アーロン!」 ドレイクのホワイト狼アーロン...

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主と狼の……

5-31 力を得たその先に……その2 エリックは、目を覚まし、ゆっくりと身体を伸ばした。いつもより、体が重いような気がする。 以前だったら、マットに大量に力を持っていかれた時にこんな感じになった事があった。しかし、今、マットは傍にいない。 どうしてなのか、頭を悩ませながら身支度をはじめた。 時計を見ると、もうそろそろウッドが食事を持って来てくれる頃だ。 重い体を引きずるように、移動し食事をするためのテー...

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主と狼の……

5-30 力を得たその先に……その1 気持ちの悪い笑みを浮かべた二人のドクターからやっと解放されたマットは、カーシーと一緒にエドガーの執務室へ急いだ。 部屋のドアをノックしても入室を許可する返事がない。「あれ? エドガー様居ないのかな?」「エドガー様ってお忙しいんだね。僕の国のキアラン様も、じっとしている時間は無いみたいだよ。今は、特にって感じかもしれないけれどね」「僕ちょっと父さんに声を掛けてくるから...

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